昨日まで三日間に渡り開催しました『三五夜の趣向茶会』無事に終了しました。期間中多い方にご来席いただきまして誠にありがとうございました。にじり口のある本式の四畳半の茶の湯の茶室空間を、畳を無視した斜め置きのテーブル配置、炉や風炉を使わずにイギリス製のティーウォーマーでお湯を注ぎ、ティーカップでお茶を点てるという趣向の設えと道具立てで、どこまで違和感なく茶会をできるか、最初は先達からお叱りを受けないかとも思いましたが、逆にここまでやってしまえばもう後はどうにでもなれって感じの思い切りの良さもあってか、ご来席くださった方々にも大変好評をいただきました。

また主菓子に使った、たねやさんの期間限定のモナカもこの趣向に花を添え、美味しいとのご感想をいただきました。

来年の趣向茶会はどんな風にするか今からまた知恵を絞ってまいります。

年々盛大になっている珠光茶会でお茶人さんが全国から集まっている中、このような一風変わった茶会だけでなく、もっと民間の方々や奈良の町家のあちこちで釜が掛けられるようになれば冬の奈良の楽しいイベントになっていいだろになっと思いました。奈良は天平の昔から日本のお茶の始まりの地であるのですから、、、。
当、三五夜では毎月月釜も開催いたします。3月は10日（日）、①10時②12時半③15時の三席で、「弥生の月釜」と称して、釣釜で東大寺お水取りに因んだ茶会を開催いたします。

お一人様2500円で、濃茶・薄茶、上生菓子とお干菓子付きです。