先日、同じ堂後茶道教室社中で大和郡山市農業水産課にお勤めのT様が、市のご特産物である”いちじく”を使ったワインを商品化したとのご案内いただきましたので、せっかくならばと三五夜の茶室を使ってワインを用いた略儀での茶事をご提案下さり三五夜で催して下さいました。
大和郡山市のイチジク栽培の歴史は古く、大正時代にさかのぼるそうです。農林水産省が集計した平成28年度のデータによると、県の生産量は503トンで全国7位。このうち約9割を大和郡山市産が占めるそうですが、傷みやすく、生食で消費されることがほとんどであるため6次産業化で地場産品としてアピールすることになったそうでです(T様紹介の産経新聞記事より抜粋)。
当日は、食材は持寄りで懐石道具・茶道具などは三五夜にあるものを用いました。中でもワイングラスは奈良の切り絵作家 石賀 直之 (Ishiga Naoyuki) さん制作の美しい花鳥紋がちりばめられたオリジナルグラスを特別に用意しました。




いちじくワインはほんのり桜色のロゼ風な色合いで、いちじくの甘さと香りがする飲みやすいワインでした。
茶事のお酒に地元大和郡山のいちじくワインと、地元奈良の作家さんが制作されたワイングラスでお食事とお酒を頂いた後には、濃茶(各服点)と薄茶を引き続いて頂きました。お酒のあとの濃茶はいつものお稽古の時より美味しく感じられるのは私だけでしょうかw。身内ばかりの、非公開のイベントながら楽しいひと時を過ごして頂けました。

コロナ騒動で飲食店での食事もままならない中、三五夜の茶室を貸切り・グループをまとめてくだされば安心とのご提案で、使っていただけたのは大変嬉しかったです。ご配慮いただきましたT様ありがとうございました。
『ブドウじゃないワイン続々 特産PRに生かす 甘口、飲みやすさ… 女性に好評』→https://headlines.yahoo.co.jp/hl…
またYouTube動画にもいちじくワインのPR動画があります。