『三五夜の弥生の月釜』本日無事に終了しました。JR奈良駅から歩いて2分のところ、にじり口のある本格的な茶室空間を持つ三五夜の月釜を、いつもご贔屓にしてくださるお客様も、初めて三五夜の月釜にいらっしゃるお客様も流儀関係なくとても和やかにお茶を楽しんでいただけました。
お道具やお菓子にも奈良のこの時期ならではのものを多く使いました。また、続き薄茶で差し上げましたが、濃茶器に老松割蓋に長緒の仕覆を、薄茶器には四滴茶入のうち水滴を使いました。これは、なかなか普通のお茶会では見れないとのお褒めの言葉も長年お茶をやってるお客様からいただきました。また、釣釜の茶会にも興味持って来ていただいたお客様もいらっしゃいました。
2階の茶道具市も楽しんでいただけて、本当にありがとうございました。
4月の月釜は、4月14日(日)を予定しております。茶道具市とともに是非三五夜の月釜にお越しください。
【追記】お点前役をやっていただいた、表千家のA氏が当日の会記を作成してくれました。合わせてご覧ください。
床 東大寺 明俊和尚花有清香
香合 辻堂香合 勅題紙釜敷 しきて
香 雲井
香本 松栄堂
花入 萩 太鼓胴
花 太神楽
釜 江戸末期 肩衝筒
釜環・弦・鎖 同時代 揃いの物
炉縁 北山杉
蓋置 二月堂瓜灯籠
水指 利休形真塗り手桶
濃茶器 時代 老松割蓋の茶器
仕覆 唐花双鳥長斑錦 自作
茶杓 誡堂和尚作 銘 花衣
主茶碗 御本写
替 春草絵志乃茶碗
替 斑唐津 茶箱より
菓子器 東大寺古材 板
干菓子器 松彫四方盆に古染付豆皿添えて
薄茶器 天目釉 四滴の茶入れより 水滴 法隆寺裂仕覆沿
濃茶 金輪 詰 丸久小山園
薄茶 又玄 詰 丸久小山園
主菓子 萬林堂 参籠椿
干菓子 五色豆と干し芋