十一月はいよいよ炉開きです。茶の湯の世界では、十一月は炉開きの時期でもあり、また「口切の茶事」では、当年初の新茶を口にできる喜びを分かち合う祝意を持って執り行われることから、「茶の正月」と言われております。
三五夜の趣向茶会でも、月釜での炉開きにあたりますので、今月は「祝い」に因む設えで皆様をお迎えします。四畳半は小間でもあり広間としても用いられる融通がありますので、今回は祝いの席に相応しい御棚を設えます。千家流の場合、11月に入り立冬前後に 庭の柚子が少し黄色くなったのを見かけたら、炉を開くといわれています。また煎茶道の世界でも獅子柚子など大きい柚子は大橘(=大吉)に通じる事から煎抹両道の三五夜らしく柚子も趣向の一つといたします。
そして、京都の博物館では出品されていない三十六歌仙の内のお一人にもご登場していただく予定です。
初釜以上にお祝いの趣向満載の今回の三五夜の月釜。どうぞご参加下さい。
【日時】
11月10日(日)
①10時~11時半、②12時半~14時、③15時~16時半
(一日三席開催)
【参加料】
お一人様3000円(濃茶、薄茶、上生菓子、干菓子付き)-濃茶はご希望により各服点ていたします- )
【お申し込み方法】
お申し込みは、①お名前②参加希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号を明記の上、三五夜ホームページの「お問合せ」欄よりご連絡下さい。折り返しこちらから、詳しい場所等をメールさせていただき予約完了となります。また直接メール( nara0358@gmail.com )に上記項目記載の上メールいただいても結構です。
【その他】
茶道の経験の有無、お流儀の違いなど関係なくどなた様でも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です。三五夜の四畳半の茶室はにじり口のある本格的な茶室です。
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。好評の茶道具市も同時開催です。炉の時期に使えるお道具も取り揃えております。お稽古に使えるお手頃価格のものから、茶会に使用できるような本格的なお道具まで一堂に並べて販売いたします。
ギャラリーの様子(商品はイメージです)