明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。 大晦日も有り難い事に、夕方まで三五夜で煎茶道体験のお客様をお迎えして、今年最後のご縁をいただきました。その後、茶室にて新年の準備と、3日に始まる茶道教室の準備を始めました。 ちょうどその時、新年の柳を届けに桜井から三五夜の月釜でお点前してもらっているAさんがやってきましたので、茶室の設えを整えたあと、炉に火を入れ湯を沸かし年越し蕎麦を一年を振り返りながらいただきました。
その後、釜の沸も程よくお茶に移りました。和菓子屋さんも既に閉まっていたのであり合わせのお菓子でしたが、お濃茶を練って静かに今年最後のお濃茶をたっぷりと、奈良の静寂の真夜中、除夜の鐘を聴きながらいただき新年を迎えました。 そして結び柳を床に掛け新年のご挨拶。
薄茶を点てて今年初のお茶をいただきました。まさにお茶で明けお茶で暮れた一年となりました。 三五夜を開いて3度目の年越し。昨年は未曾有の経験に振り回されながらも、何とかやってまいりました。おかげさまで三五夜の意味合いを理解してくださって何度もお越しになられるお客様、また新たに三五夜を見つけてくださってお越しになっていただいた方も多くいらっしゃいました。 コロナがあったかなかったかは問題ではなく、やはり人は自分を磨くことが、素晴らしい人と出会って切磋琢磨しより良く成長していくこと、バーチャルでは味わえないリアルな空間と時間を共に共有することの大切さを求めるものだと思います。snsはインターネットはあくまでもツールです。今はコロナ禍で細心の注意を払わないとならないですが、事が収まった時三五夜のsnsやネットで気になっている方、ぜひお越しなってください。 今年もよろしくお願いします。