昨日の煎茶道教室でのお菓子は奈良の一番好きなお菓子屋さんで調達した、黒密の水菓子をもちいました。とても上品なお味と寒天と黒蜜の塩梅は祇園祭のあのお菓子を思い出します。
実は、今日はこのお菓子屋さんを訪ねた理由は6月27日(日)の月釜のお菓子の打ち合わせでした。5月の特別茶会『白洲正子によせて』は隣府県に緊急事態宣言が発令されたこともあり、大事をとって秋に延期しました(9月23日~26日開催予定です)。今回の緊急時代宣言もようやく20日には解除の見通しとなったので、三五夜の月釜も再開します。
お菓子屋さんをお昼過ぎお訪ねして、長患いしてたそのお菓子屋さんの大将ともお話しできました。27日の件も快く了承いただきました。
さて今回は、席主一人で行う本来の小間の茶会となります(点前も私三五夜店主の黒田が務めさせていただきます) それ故、一席3名様(4名様を限度)までとさせていただいております。 元々は、特別茶会を除き、三五夜の月釜はお客様にゆったりとその時間空間を味わい、おいしいお茶とお菓子を楽しんで頂く主旨でしたので、原点回帰いたしました。
ただ誠に勝手ながら 会費は今月より通常月釜はお一人様4000円となります。会費は少し高くなり、お越し頂く方々には恐縮ですが、その分存分に楽しんでいただけたらと思っています。何卒ご了承下さい。 以下詳細です。
【三五夜の水無月の月釜『氷の小茶会』】ご案内
6月も早いもので一年の上半期の終了をむかえます。年中行事としては夏越しの大祓の時期となります。宮中では6月1日に「氷の節供」といって、天皇が氷を食しこれから迎える夏に備えて元気に過ごせるようにと願いの儀式を行いました。江戸時代には徳川将軍家もその慣例に従い、遠く加賀藩(金沢)から白山から切り出した「白山氷」を江戸まで献上したと言われます。氷を食す習慣が、民間に伝わり当時のことながら当然庶民が氷を食することなど出来ませんでしたので、白い外郎を氷に見立てて、邪気を祓うといわれた小豆を乗せて食べたのが、現在に伝わるお馴染み「水無月」というお菓子です。皆さんも今年は「水無月」を食べましたでしょうか?中には食べ比べをされた方もいらっしゃるかもしれませんね。三五夜の今月も主菓子は氷に因んだお菓子を楽しんで頂こうかと思います(果たして水無月でしょうかw?)。 。。。
【日時】6月27日(日)
①第一席目10時~11時半→(キャンセル待ち)
②第二席目13時~14時半→(キャンセル待ち)
③第三席目15時半~17時→( キャンセル待ち )
④第四席目18時~19時半→( キャンセル待ち )
【会費】お一人様4000円 ・・・濃茶(各服点て)、薄茶、上生菓子、干菓子付き
【お申し込み方法】
①お名前
②参加希望時間
③参加人数
④当日ご連絡のつく携帯電話番号
を明記の上、ダイレクトメッセージでご連絡下さい。折り返しこちらから、詳しい場所等をメールさせていただき予約完了となります。
下記の三五夜ホームページの「お問合せ」フォームをご利用下さい。
【三五夜としての対策】
①一席あたり最大定員を決めさせていただきます。(以降キャンセル待ちを承ります)。
②席中では、マスクの着用をお願いします。また、お菓子・お茶を召し上がられる際にマスクを外される時は会話をお控えください(お客様・亭主による問答は適宜、点前側で進行させていただきますので、お正客様も存分にお菓子・お茶をお楽しみください)。
③濃茶は各服点にて供させていただきます。
④薄茶の茶碗は全て、一碗一碗別々のものをご用意いたします(二服目は数茶碗となります)。
⑤待合と本席内に空気清浄機を設置します(計2台)。
⑤席中・席後での写真などはご自由にお撮りください。
⑥。お客様の服装はご自由(平服)で結構です。もちろん着物でのご参席も歓迎いたします。
⑥換気のため、部屋の障子などを空けて空気の流れ道を確保します。お召し物に十分ご注意下さい(念のため羽織るものなどお持ち下さい)。
⑦玄関入り口・トイレに、アルコール消毒液・アルコール性ウェットティッシュを設置しております。(受付時に手の消毒・検温にご協力お願いします。)
⑧トイレに薬用ハンドソープを設置しております。
⑨各自、周囲への気遣い・咳エチケットなど十分に心掛けていただきますようお願いします。
皆様が安心して楽しいお時間を過ごして頂けるよう三五夜として最大限努めさせていただきます。そして何よりも皆様の冷静なご対応とご協力を賜りたく存じます。
【その他】
茶道の経験の有無、お流儀の違いなど関係なくどなた様でも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です。
(途中換気のため、窓を開放いたします。室内の気温が急激に変化することも考えられますので、体温調節可能なように羽織るものを室内に持参いただくなど工夫ください)。
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。
煎茶道教室の生徒さんも大分お点前に慣れてきたご様子。全体の流れを覚えて余裕かでてきたのか、楽しくお稽古されていました。 お菓子はお稽古で使った玉露を熱湯で重ねて淹れたお茶と一緒に召し上がっていただきました。これでも充分普通のお茶より美味しいのですw 木地の銘々皿を水で十分に浸し水がしたたり落ちるほどに。黒蜜寒天の上の金箔が華やかさを演出してました。 また昨日は旧暦の端午にあたりましたので、床飾りは旧暦端午の節供にちなんで菖蒲と蓬の紙型を置きました。