11月8日(金)~11月12(火) 11時~19時
さて今年もあと二か月となりました。タイトルの通り11月の展示会(三五夜オープンデー)のお知らせです。


山田英幸 さん ( @hideyukiy123 )は、自らご所蔵の古いお道具に、ヨーロッパやインド、東南アジアなどの古布や、古いエルメスのスカーフ、さらにはご自身のご両親が使っていた着物を使い、独学で仕覆を作り習得し作品作りをされている仕覆作りをされている異色の仕覆作家です。
山田さんはお茶道具などを保護するための包み袋である仕覆を独自の美的センスで布を選び作る作家として、東京などで個展を開かれたり、また自らの作品集『俺の仕覆』を刊行されたり、また今年はNHK eテレの『すてきにハンドメイド』に出演して、その独特の技法を紹介されたりご活躍です。仕覆に用いる裂も、茶の湯で好まれる名物裂ではなく、日本の木綿の古裂、インドや南方の古更紗、ヨーロッパのトワル・ドュ•ジュイなどを用いています。また、使う(持ち出す)器にこそ仕覆は必要との事から、さまざまな食器や酒器グラスなどに仕覆を仕立てております。NHKテレビをご覧になった方はご存知かと思いますが、仕覆制作で大切な器の寸法採りが独自なものですが、とても合理的かつ効率的であります。
気候もよい秋の行楽シーズン、奈良国立博物館では恒例の正倉院展も開催中のこの時期に山田さんの関西発の仕覆展を開催できるのはとても光栄に思います。
期間中は三五夜はご予約無しでご来店いただけます。10日(日)には、山田さんがあつらえた茶箱を用いての呈茶席もあります。是非お越し下さい。
以下、山田さんのコメントです。
これまで何度も仕覆の展示会をやっていますが、関西での開催は初めて。
その関西デビューの地に、京都や大阪ではなく「奈良」を選んだのは、生来の天邪鬼ゆえではなく、奈良の古民家ギャラリー「三五夜」の黒田 久義さんとのご縁のたまものです。
JR奈良駅から程近い、お茶室もある瀟洒な一軒家「三五夜」で開催できることになりました。
「俺の仕覆」が、古都奈良でどのような姿を見せてくれるのか、緊張しながらも楽しみにしてます。
まだまだ絶賛制作中。
全容もまだ見えてきませんが、錦繍の奈良にぜひお運びいただき、ご高覧賜りますことを切に願っています。
その時期、正倉院展も開催してますし(11月11日まで)、京都「うるわし屋」さんの茶籠展もその時期(6日〜11日)。ぜひ併せて計画を立ててくださいね!
〜過去・現在・未来を包む〜
山田英幸仕覆作品展 in NARA
11月8日(金)〜12日(火) 11:00〜19:00
三五夜 SANGOYA
奈良市三条町529-2

