商品ID : 000103
¥95,000(税込)
奈良を代表する伝統工芸品「奈良一刀彫」の白鹿香合です。
奈良一刀彫はもとは春日大社の若宮おん祭りに用いられた木偶(木彫りの人形)がルーツです。ノミ跡を豪快に勢いよく残して形作られた後、繊細で美しい彩色を施した姿が好まれ、やがて江戸時代には雛人形や五月人形などの節句人形が作られるようになり、奈良土産として有名になりました。もとは「奈良人形」と呼ばれていたものを「奈良一刀彫」と名付けたのは、明治維新後の春日大社宮司である水谷川忠起(みやがわただおき-関白近衛忠煕の子。養嗣子は水谷川忠麿)であるといわれます。同時期に「奈良一刀彫」を芸術的価値まで高め、その名を全国に知らしめた森川杜園が活躍しています。
森川杜園は多くの鹿の一刀彫を作成しましたが、特に春日大社に奉納された「生玉伏白鹿座像」は鹿の体内から出てきたとされる石をご神体代わりに像内におさめ、まさに神の遣い「神鹿」に相応しい威厳と神々しさを備えており、その後の一刀彫作家に多大な影響を与えました。
「春日有職一家」を名乗る橋本良寿もその一人です。本作は神鹿といわれる白鹿を象った香合となっており、内側に銀箔を施しており豪華さを醸し出すものとなっております。
奈良を感じさせる茶道具として最適なものとなっています。白い胡粉に僅かに茶色いシミが出ていますが、全体的には大きなキズ・割れ・欠けもなく良好な状態です。
寸法:全長約11.0㎝。幅約7.0㎝。高さ約5.8㎝。
共箱付き。
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