【旅箪笥卯月の月釜】

三五夜の4月の月釜は透木釜に旅箪笥を用いたお席です。炉の季節もいよいよ最終月にはいりました。透木釜は3月の釣釜と同じく五徳を用ず、透木に釜に付いた羽根を炉辺に直接乗せて掛ける釜で、春の暖かさを一段と感じさせるこの季節になるべく火を見せないように心配りして用いるものだともいわれています。
また、旅箪笥はその昔豊臣秀吉の小田原に陣の際、その中に茶器を入れ持ち運びできるように千利休が考案した携帯用の点茶用箪笥だともいわれています。そのような云われから旅箪笥の趣向は野点ての趣向を思わせるものであります。季節はちょうど桜が見頃のころ野外に出て花見をしながらお茶を一服というところでしょうか？

どなたでも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です。三五夜の四畳半の茶室はにじり口のある本格的な茶室です。

【参加料】
お一人様3000円(濃茶、薄茶、上生菓子、干菓子付き)-濃茶はご希望により各服点ていたします- ）。

お申込みはトップページの「お問合せ」にて①お名前②ご希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号をお教えください。沢山のご参加お待ちしております。
　
【その他】
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。お水取りの前に一服のお茶で心も体も温まりませんか？好評の茶道具市も同時開催です。一足先に風炉の季節に使える諸道具を集めました。お稽古に使えるお手頃価格のものから、茶会に使用できるような本格的なお道具まで一堂に並べて販売いたします。