三五夜の『御代替わり奉祝煎茶会-煎茶道で淹れる中国茶・鳳凰単叢とは』無事3日間の日程を終えました。日本の茶道である煎茶道でも鳳凰単叢の属する烏龍茶を淹れるお手前を持つ流派はそう多くはないかと思います。三五夜では、一つの流派に属する事なく、葉茶であれば何でも所作として美しく、かつ美味しく淹れるお手前を編み出しています。煎茶道を知ってる方でも、この烏龍茶手前は珍しかったと思います。中国や台湾などで淹れる工夫茶ともまた違った鳳凰単叢の楽しみ方が出来たのではないでしょうか。
この烏龍茶手前はまた今後も行っていきたいと思います。
さて、本席の花は芍薬でしたが、二階の八畳の部屋の床には今日は黄色の菊を生けました。菊は言わずと知れた皇室の御紋。格調高く黄色い菊を九輪一種生けにしました。
本日で三五夜での平成から令和への御代替わりの一連の奉祝行事が終わりました。4月29日の茶の湯席、4月30日から本日5月2日までの煎茶席ともに和やかなムードの中、お茶と通じて皆さんとお祝いできた事を誠に嬉しく思います。本日は私の茶の湯仲間の若い男性がお約束通り、袴を付けて着物でいらっしゃったので、私も袴を付けてお手前させていただきました。お相席になった方と3人でとても和やかなお茶の時間を過ごせました。
本日は天気も良くなり、本席床の間に生けた芍薬も大きく花開き誠におめでたい席となりました。待合の二階八畳の部屋の床には菊を生けました。
連日ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。