昨日、無事に三五夜の皐月の月釜終わりました。
三五夜の月釜は3月の特別茶会以来、しかも1階の四畳半の茶室を使っての一人亭主の月釜は、1月元旦からの初釜以来という事で、一人で準備して、お客様をお迎えして、お点前して、片付けまでの、ワンオペでの運営進行は実に4ヶ月ぶりの事でした。たった一日3席だけでのお点前は、以前なら全然平気でしたのに、今回は足の筋肉痛と全身の疲労感が今まで以上に大きく、日頃の鍛錬が足りないと痛感しています。そんな中お越しくださいました皆様ほんとにありがとうございました。
初夏に入り緑の鮮やかな頃でもありますので、本席床には、円照寺門跡山本静山尼公の『草原』の短冊、花は「サクラウツギ、シモツケ、ヤハズススキ」と、ススキの青々茂る曽爾高原を思い起こす趣向にて、主菓子には若葉をイメージしたキントンを、5代目清水六兵衛が襲名の時に記念として作った青瓢箪の描かれた鉢に盛ってお出ししました。
本席の軸は 円照寺山本静山尼公、昭和38年勅題 『草原』の短冊です。
大空濃雲尓やつづく飛ろびろ登 は帝も志られず茂る草はら
(大空の 雲にや続く 広々と果ても知られず 茂る草はら)
お干菓子は、奈良の京終の手前市内循環バスの発見した町のバス停近くにできた、週末だけ空いている素敵な古民家カフェ『MCL』( @mcl_713 )さんに焼き菓子とイチゴのゼリーを作っていただきました。全く意図してなかったのですが、薄茶席になってお客様が3種類を一枚一枚取り上げて懐紙に乗せると「お菓子は◯△□ですか?」との声、お菓子の製作上偶然にこの形になったのですが、咄嗟に「そうですっ!」って言えなかったのが悔やまれますw。お味は薄茶にも合って好評でした。
さて来月の予定は
①8.9.10日に2階のギャラリーでお煎茶の会を開きます。
②16日(日)に、台湾茶会で好評の樺島彩波( @tea.gessen.i.k )さんが、今静かなブームである香りの煎茶を、大和茶に絞ってご紹介するイベントがあります。
③29日(土)は、紅茶男子のUN HOMME( @cha_danshi )さんによる『珍紅茶会』(珍しい紅茶の中で店頭で売ってても一袋使い切る勇気がなくて試した事などない紅茶を皆んなで味わってみましょうという会)を開催します。
①については、三五夜( @nara0358 )②については、樺島さん( @tea.gessen.i.k )③については、茶男子さん( @cha_danshi )の投稿をご覧いただき、DMにてお問い合わせお申し込みください。
7月の日程も近日告知いたします。(6月の①②③および月釜の日はギャラリースペースでワンコイン特価品コーナーも設けていますので、そちらもご利用ください。)遠方より毎回楽しみにお越しくださる方、フォロワーさんで奈良にご旅行の際にタイミングが合ってお越しいただいた方、そして今回は初めてChat GPTで三五夜を知ることになった方(AIがどんな学習をして三五夜を探したのか興味深いです)、いろんなご縁に感謝です。