七月の三五夜の趣向茶会(月釜)は、『暑気払い、つるべ水指と銘水を用いた茶会』と銘打って開催いたします。暦の上では7月20日は夏の土用入り、23日は大暑となります。近畿を中心とした西日本では梅雨が明け、本格的な夏がやってきます。暑気払いの意味も込めてこの度はいつもより水に拘った茶席にしたいと思います。奈良は古くから銘水の地であり、世界遺産でもある春日奥山原始林を潜った地下水脈に沿うように旧市街には酒蔵があります。また、大神神社の摂社狭井戸神社の御神水はその力強い御神威から病気平癒・健康への信仰が篤く敬われており多くの参拝者が水を求めてお詣りしてます。また吉野地方や大峯山系各所にも銘水の湧き出る箇所が数多くあります。どこの銘水を使うかは趣向ですので当日までのお楽しみですが、井戸水をくみ上げたつるべ型の水指を用いて、まるでその場でくみ上げたかのような冷たい水を思い浮かべ暑気払いのお茶でひと時をお過ごしください。
茶道の経験の有無、お流儀の違いなど関係なくどなた様でも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です。今回は浴衣でのご参加もお待ちしております(茶席に入る前に白足袋か白いソックスをお履き下さい)。三五夜の四畳半の茶室はにじり口のある本格的な茶室です。
お申し込みは、①お名前②参加希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号を明記の上、ダイレクトメッセージでご連絡下さい。折り返しこちらから、詳しい場所等をお教えいたします。また直接お電話(070-1779-0358)でも受け付けております。
【日時】
7月21日(日)①10時〜11時半②12時半〜14時③15時〜16時半
【参加料】
お一人様3000円(濃茶、薄茶、上生菓子、干菓子付き)-濃茶はご希望により各服点ていたします- )。
【その他】
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。好評の茶道具市も同時開催です。風炉の季節に使える諸道具を集めました。お稽古に使えるお手頃価格のものから、茶会に使用できるような本格的なお道具まで一堂に並べて販売いたします。
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