八月の三五夜の趣向茶会(月釜)は、『義山の水指を用いて、往く夏も惜しむ納涼の茶会』と銘打って開催いたします。暦の上では8日が「立秋」となり、季節は秋なのですが、夏の暑さは今が本番といわんばかりの時期です。また、お盆の時期でもあり、先祖をお迎えし供養する行事が各地で行われます。古都奈良の古い町並みでは、今でも家々から鉦を打ち鳴らし御詠歌を朗唱する声などが通りを歩いていると聞こえてきたりします。そんな暑さ厳しい折は茶の湯の世界でも、お稽古を休み茶会など開くところも少ないのですが、三五夜では今月も月釜を掛けます。今回は義山(ギヤマン)の水指を用いて涼を感じていただきながら、仏様をお迎えするお盆という事で、中世以降は興福寺を中心とる一大仏教王国を築き上げた、奈良らしい設えで皆様をお迎えしようと思います。
茶道の経験の有無、お流儀の違いなど関係なくどなた様でも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です。今回は浴衣でのご参加もお待ちしております(茶席に入る前に白足袋か白いソックスをお履き下さい)。三五夜の四畳半の茶室はにじり口のある本格的な茶室です。
お申し込みは、①お名前②参加希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号を明記の上、ダイレクトメッセージでご連絡下さい。折り返しこちらから、詳しい場所等をお教えいたします。また直接お電話(070-1779-0358)でも受け付けております。
【参加料】
お一人様3000円(濃茶、薄茶、上生菓子、干菓子付き)-濃茶はご希望により各服点ていたします- )。
【その他】
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。好評の茶道具市も同時開催です。風炉の季節に使える諸道具を集めました。お稽古に使えるお手頃価格のものから、茶会に使用できるような本格的なお道具まで一堂に並べて販売いたします。