京都のお知り合いの数寄茶人様から今日の新聞に載ってるよとの情報を得て早速見てみました。
裂は茶道具を収めるもので決して主役にはなり得ませんが、古布好きの私にはこの本はバイブルみたいなもの。特に煎茶道では、舶来の中国の古布やインド更紗、ヨーロッパのトワルドゥジュイなどが、茶具褥や飾り絹式、茶心壺を収める仕覆に使われて、茶の湯に比べてより主役的立場に置かれています。私が煎茶道を好きになったのもそのような古布の扱いにあったかもしれません。(アパレル出身で布好きなのもあるかもしれないですがw)
現在、名古屋の徳川美術館で『裂の美』を、また11月には東京の静嘉堂文庫美術館で『名物裂と古渡り更紗(仮題)』などの展覧会などもあり今年は裂イヤーでもあります。
三浦 和子先生の著書『数寄の名脇役 茶の裂』、オススメの一冊です。
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