卯月の月釜に先立つ土曜日の夜、有志を募って「持寄り酒器の会」を開きました。元はといえば、私と同じ表千家社中で大の道具数寄である方から三五夜の四畳半の茶室を借りて、それぞれ自慢の酒器を持ち寄っての会を開きたいとのお話を受けそれに私も乗ったのですが、翌日が月釜ですので、どうせならと簡単な懐石も付けてやや本気モードの酒と茶の会を開く事になりました。





各々銘々が見てもらいたい酒器を持ち寄り合計6名があつまりました。遠くは福井県から、毎月お稽古に来ている男子もいます(というか、言い出しっぺなんですが・・・w)、あつまった酒器も古伊万里、古九谷、鍋島青磁、古犬山、安南染付など、いわゆる骨董と言われる筋合いのものから、琉球ガラス、サン・ルイのカットグラス、竹軒の息子三浦篤の乾山手、五代清水六兵衛の染付、今焼の酒器など様々です。

準備の時(昼間)にとったガラスの酒器は光を透過してきれいですね。

お料理の数々は堂後茶道教室の「徒然ブログ」にも載っていますのでご参考下さい。碗物には福井のお社中さんが持ってきてくれた、越前蕎麦のぶっかけおろしでした。
お酒も入り話も弾んでからの、濃茶・薄茶、お酒の後の濃茶は美味いと誰かがいいましたが、なるほど言われる通り。濃茶は少々酔いが回っている方が美味いと感じました。


皆それぞれにお茶に心得のある人ばかりでしたので、酔っていても作法は滞りなく、寧ろ会話が弾んで濃茶の席でも和やかな感じで進みました。
薄茶で閉めて会が終わったのは日も変わって1時。我々は月釜、先生はじめその他の人々もお稽古がありましたので、大人の遊びも程よく切り上げて次の日に備えました。
皆様の中でも、この茶室を使ってなにか催し物をやりたいという方がいらっしゃいましたら、是非ご相談下さい。お申し込みまたアイデアお待ちしております。
