天理大学雅楽部は言わずと知れた雅楽の名門であり、宮内庁楽部にも多くの優秀な人材を輩出しているところです。その天理大学雅楽部OBの皆様で構成する
ANDNEXT, Inc.様が開催している雅楽体験の会が平城宮いざない館であったので昨日参加してきました。
私は雅楽および舞楽が大好きで、東京にいる時にも何度か宮内庁楽部の演奏会や増上寺の雅楽会に行っていましたが、奈良では今でも春日おん祭りなどで舞楽奉納があったり、東大寺や興福寺などでも時おり奉納演奏があったりとわりと身近に雅楽や舞楽を見ることができます。
今回の開場は舞台でもないホールでもないところですが、本当にすぐのところでの、『越殿楽』の演奏、引き続き大好きな舞楽『蘭陵王』を見ることができ、その分感動ひとしおでした。

その後は奏者、舞者の方々と親く懇談、蘭陵王の舞楽面や衣装を実際に触らせていただき、笙、篳篥、龍笛などもそれぞれ試し吹きさせていただきました。
笙は天の声、篳篥は人の声、龍笛は地から天に昇る龍の声と例えられるとの事。実際に試して吹いてみると、なかなか難しいですがやってみたいとも感じました。

毎年評判の天理大学雅楽部定期演奏会は昨年・今年は用事があっていけませんでしたが、令和二年は天皇誕生日の振替休日にもあたるため、是非とも聴きに行きたいと思います。実は三五夜の近所には南都楽所の関係者も住んでいたりと雅楽をこんなに身近に聴けるのは奈良ならではの事だと思います。三五夜での茶会とのコラボなど企画できればいいなと思います。
GAGAKU EXPERIENCE公式サイト https://gagakuexperience.jp/
