10月22日はいよいよ「即位礼正殿の儀」が皇居宮殿・正殿「松の間」にて執り行われます。その日、京都御所から運搬された高御座と御帳台に天皇・皇后が登り、国の内外から招かれた賓客の前で、天皇自らが即位の宣命(せんみょう)を行います。また、11月14日夕刻から15日未明にかけて斎行される「大嘗祭」は、天皇が即位の時一代で一度だけ行う皇位継承にはなくてはならない重要な神事であります。5月の「剣璽等承継の儀」から「即位礼」そして「大嘗祭」と一連の皇位継承に関する重要な儀式がここに完了していたします。新天皇のご即位と新しい令和の御代を寿ぐのは、この大嘗祭の斎行を以てとの意味から、三五夜では、天理大学雅楽部OBの皆様で構成されるANDNEXT様のご協力のもと慶祝の雅楽演奏会と、それに伴う特別煎茶会を行います、雅楽は1200年以上の歴史を誇り宮中では現在でも演奏される日本の伝統音楽であり、奈良・大和の歴史とも深い関わりがあります。奈良の古民家サロン「三五夜」で”奈良ならでは”の雅楽の演奏体験と、宇治茶の銘老舗「丸久小山園」の全国品評会受賞玉露を使った特別煎茶会をお楽しみください。
【日時】11月24日(日)
①10時~12時②13時~15時(1日2席、定員になり次第締め切り)
【会費】お一人様5000円(雅楽演奏・特製玉露と上生菓子付き)
【お申し込み方法】参加ご希望の方は、ホームページの「お問合せ」欄にて、①お名前②参加希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号をお知らせください。後ほどこちらからご連絡いたします。返信を以てご予約完了といたします。
【服装】特に決まりはありません。普段着でお越し下さい。演奏会および煎茶会は八畳の和室での開催となります。楽な服装でお越し下さい。
【雅楽曲目紹介(演奏予定曲)】
1『萬歳楽』天皇即位の儀の際に、太平楽とともに必ず使用される曲。即位の儀の際は舞楽だが、今回は三管で舞楽吹きとなります。
2『嘉辰』朗詠(漢詩に旋律をつけて歌うもの)。歌詞に、「令和」に引用もされた「嘉辰令月」と出てきます。歌詞の内容もよろこびの句です。
3『君が代』国歌。和漢朗詠集に載る祝いの歌として、嘉辰と君が代が有名です。今回は雅楽の演奏でお聴きいただきます。
4『長慶子』雅楽演奏の最後にこの曲をやるのが昔からの習わしです。
【演奏メンバー(株)ANDNEXT様ご紹介】高い技術レベルを誇るとともに、半世紀以上にわたって雅楽の研究を続けている天理大学雅楽部のOBを中心とした演奏メンバー。楽人三人による小編成雅楽演奏から、舞楽も含めた大規模な演奏まで多種多様な形態で雅楽の魅力を伝える活動を行っています。
【丸久小山園について】丸久小山園は元禄年間、宇治小倉の地で園祖小山久次郎が茶の栽培と製造を始めて以来代々宇治茶の品質向上に努め、明治には全国に販路を拡げました。その「品質本位の茶づくり」は栽培から製造まで一貫して行われ、数々の賞や栄誉を受けています。前園主、現園主が品評会の審査員を務める時は自主的に出品をじ辞退することからもその高い品質がうかがえます。今回はその全国茶品評会受賞玉露「久誉(ひさほまれ)」を煎茶道のお手前でお淹れします。