昨日の三五夜のプレミアム茶道教室の19時の部は生徒さんの希望で茶通箱のお稽古をしました。茶通箱は相伝物といって、千家の茶の湯でも口伝によって教わります。 茶通箱は茶事などに招かれた時、(正式には茶事に招かれたお客は前日に亭主の家までご挨拶にうかがいます。客はその時持参のお茶をお渡しします)。亭主は客のお気遣いに感謝して、亭主用意のお茶と客到来のお茶を一緒にお出しする時に茶通箱にてお濃茶を二服お出しすることになります。亭主も濃茶二服練ることになります。
昨日は生徒さんがお点前、私が正客の役割でお稽古しましたが、お点前の複雑さ、客の間合いの取り方など、その場にいる者全員の息がぴったりと合わないと(お点前さんが点前を間違えたり、客も作法を知らなくては問題にならないくらい)、モタモタして変な間が空いてしまいますが反対にタイミングがぴったり合えば、それこそ一座建立の素晴らしい時間を過ごす事ができるものだと感心しました。
ましてやお濃茶二服飲めるなんてw。足は痺れる限界でしたが大変楽しいお稽古でした。
また、昨日の15時のお稽古では、水屋準備を習いたいとのご希望がありましたので、通常私と出稽古に来ていただいている表千家教授の堂後宗邑先生で分担している、準備の一部をお稽古開始30分前に来てもらい、炉の灰の整え方、五徳の据え方、釜の高さなどと、炭の起こし方などを見てもらい実習してもらいました。もちろん昨日は水屋準備の一部なので、実際の水屋準備では先生もお稽古開始の二時間前に入ってもらっています。
三五夜のプレミアム茶道教室は生徒さんの習熟度、免状の段階によってご希望のお稽古をしてもらっています。4月は炉の最後の月なのでお免状のある方は、ご希望のお稽古を先生にお伝えしておりました。来月のお稽古も楽しみです。