GW中の休業要請に従い三五夜もお店を閉めておりましたが、昨日からようやく通常営業に戻っております。煎茶体験は従来通り、事前予約制ですので、ご希望の方は下のリンク先ごご覧になってお申し込み下さい。
さて三五夜の茶室の炉のを閉めた後、先日三五夜の月釜でお点前してくださいますAさんが炉の中の灰を上げて持ち帰って、11月の炉開きの時までに綺麗にしてくるとの事で来てくださいました。Aさんは灰作りも自分で先生はじめ各方面の資料や情報を集め、何年も経験を積んで自分の灰を作り上げたそうです。茶家は家が火事になったら、まずは灰を持ち出せと言われてますが、夏の暑い最中に灰を水に浸し灰汁を抜き、番茶などで煮て乾かしという過酷な重労働と、何百年と続く茶家では、それこそ歴史そのものとも言える事を考えれば、然もありなんと思います。そんな貴重な灰を三五夜にお借りする事が出来て大変嬉しく思います。 炉の灰を上げた後に、引き続き朝鮮風炉の灰型も押してくださいましたが、そちらはまた後日。
そして三五夜の方では、四畳半の茶室の奥の間を片付け教室スペースを拡張。 また二階の八畳の付書院の座敷も整備し、今後は座敷の茶会も出来るように整備中です。 5月31日(日)の月釜は広間の茶会(しかも一席定員5名様限定、一日二回のみ)にしようと計画を立てております。たたみ一畳に三人ならぬ、お一人様づつの『三五夜の初風炉SD(ソーシャル・ディスタンス)茶会』です。来週以降に設えおよび動作の習礼、そして一番大切な各種感染症対策などを確認します。詳細は、後日お知らせします。