昨日の師走の月釜(茶の湯の茶会)が終わり、今日は三五夜の四畳半の茶室は煎茶体験のお客様をお迎えの設えに模様替え。春日若宮おん祭りを控え床の間飾りもそれを感じるものにしました。
昨日の白玉椿が程よく開いたので、庭先の南天の実を添えて、お祭りに相応しく紅白のいけばなでお客様をお迎えしました。
今日のお客様は京都から三五夜の事を紹介されてお越こしの、同じ煎茶道もやっておられるお母様とお嬢様。流派は違えど、煎茶道話で盛り上がりました。こうやって、煎茶道をやっておられる方が煎茶体験に来ていただけるととても嬉しいです。
お持たせにいただいたのは、亀屋清永の「蓮月せんべい」。太田垣蓮月尼は南画家で煎茶も愛した、富岡鉄斎の育ての親。煎茶道を修めている方らしいお持たせにとても嬉しく思いました。
思いもよらぬ事なので、何もご用意はしてなかったのですが、奈良の鶴屋徳満の五色の「曲水の宴」をお返しにしました。「曲水の宴」は通常三色なのですが、限定期間で五色になるすり琥珀です。
お帰りになったあと、今日お出しした上生菓子、塩五の「村雨」と、「蓮月せんべい」をお茶受けに一服しました。
前々から気にしていただいていたようですが、同じくお店をやっていらっしゃるので、どうしても土日は予定が重なりうかがえなかったのが本日ようやく叶い、煎茶道のお手前も美しくお茶も美味しかったと言っていただきよかったです。
また京都のお店にも寄らせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。