今日は前々から茶の湯の師匠である堂後先生( @kibunegiku1008 )が、Instagramの動画を観て「他流ながらお点前の美しさに感激している」とおっしゃっていた、東越会の岡本宗伊( @touetsukai_cyanoyu )さんの茶の湯お点前体験に先生のお供として行ってきました。京都で明後日、三五夜の四畳半の茶室を借りてくださって非公開招待制の茶会を開いてくださるYさんと合流し、ともに金閣寺近くの明雲軒へ。体験する方は椅子でお点前さんは畳という初心者にも安心のお席でゆっくりとお濃茶からお薄までいただきました。堂後先生は常々、「他流であっても美しいお点前というのは必ず共通点があるから、よく観察してその美しいと思うところを自分のお点前に活かしなさい」とおっしゃっていますが、今日も袱紗捌き、柄杓の扱い、お点前の緩急の付け方など大変参考になりました。ご一緒したYさんは同じお流儀なので、共通のお知り合いの先生や名古屋の古美術商さんのお話でも盛り上がっていました。 お濃茶も美味しくどこのお詰かお尋ねすると、何と三五夜にも来ていただいた方のお勤めのお茶屋さんとの事。今回は特別にお炭点前も見せてくださいました。気付けば予定時間を大幅に越えておりましたが、岡本さん堂後先生とも話しが尽きない感じでまるでお茶会に参席したかのような時間を過ごす事が出来ました。
また「東越会」の名前の由来が、気になりましたのでお尋ねしましたら、顔真卿と並んで楷書を完成させた唐の四大家の一人である欧陽詢の『九成宮醴泉銘』の「東越青丘」との事。梅雨の中休みで暑いくらいに晴れた青空に新緑の美しい左大文字の麓で楽しい時間を過ごすことができました。
その後、Yさんもご一緒して楽美術館で玉水焼の展示と、山田松香木店で茶道教室や月釜で使用する香木、JR京都伊勢丹で来月の茶道教室のお菓子などを購入と久しぶりにお茶に関わった事で埋め尽くされた一日を過ごしました。
東越会の岡本さん今日はありがとうございました。