今年の7月は、京都の祇園祭の山鉾巡行を始め、各地の夏の祭礼が中止となる異常な年となりました。夏の神事はこの時期に流行る疫病や暑さによる食中毒などを邪気として祓うことで乗り越えようとしたものといいます。そのような意味を以てすれば、今回の夏の各祭礼の中止はコロナ禍が完全に終息していない今こそ、真剣に執り行うべきものかと思いますが、関係者の皆様をはじめ誠に口惜しい思いをしておられる事かと思います。
しかしながら、人間の叡智を集め自然との共生を図ることができるならば、いつかはきっとこの災難も克服できると信じております。今年は残念ながら静かな夏の祭礼となりますが、来年はまた元通り執り行われると信じて。
さて文月の三五夜の月釜は水を感じ梅雨明け後の暑さをしばし忘れるような涼を求めるものにしたいと思いましたが、『涓滴岩を穿つ(けんてきいわをうがつ)』の言葉もありますように水が固い岩を刳り抜く、静かな中にもコロナに打ち克つそんな固い意志をも秘めたものにしたいと思います。
ただ、決して堅苦しく考えることは必要ございません。一服のお茶とお菓子をただ楽しんで頂けるだけで結構です。どうそ、お気軽にご参加下さい。
【告知が遅くなり、多くの方々からのお問合せありがとうございました。ご予約頂いた方のお席は既にお取りしておりますので、ご安心くださいませ。】
皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】
7月19日(日)
①10時~11時半→満席
②12時半~14時→満席
③15時~16時半→満席
✳︎各席とも定員に達し次第、キャンセル待ちとさせていただきます✳︎
【参加料】
お一人様3500円(濃茶、薄茶、上生菓子、干菓子付き)-濃茶各服点-
【お申し込み方法】
お申し込みは、①お名前②参加希望時間③参加人数④当日ご連絡のつく携帯電話番号を明記の上、ダイレクトメッセージでご連絡下さい。折り返しこちらから、詳しい場所等をメールさせていただき予約完了となります。
また、下記の三五夜ホームページの「お問合せ」フォームをご利用下さい。
三五夜ホームページ→https://sangoya.shop
【三五夜としての対策】
①八畳間で一席あたり最大定員7名様までとさせていただきます。
②濃茶は各服点にて供させていただきます。
③薄茶の茶碗は一度、引いて水道水で清めてから二服目を召し上がっていただきます。
④一階待合とニ階茶室内に空気清浄機を設置します(計2台)。
⑤茶碗、御三器並びにお薄器の拝見は回さず飾り残しといたします(ただし、後ほど手に取って見て頂くことは差支えありません)。
⑥換気のため、部屋の障子・襖絵などは空けて空気の流れ道を確保します。エアコンは付けていますが時期もあり室内温度が上昇する事が考えられますので、お召し物に十分ご注意下さい。
⑦関入り口・トイレに、アルコール消毒液・アルコール性ウェットティッシュを設置しております。(受付時にウエットティッシュをお渡しします。)
⑧イレに薬用ハンドソープを設置しております。
⑨周囲への気遣い・咳エチケットなど十分に心掛けていただきますようお願いします。
皆様が安心して楽しいお時間を過ごして頂けるよう三五夜として最大限努めさせていただきます。そして何よりも皆様の冷静なご対応とご協力を賜りたく存じます。
【その他】
茶道の経験の有無、お流儀の違いなど関係なくどなた様でも参加可能です(要事前予約)。平服(普段着)でお越し下さい。もちろんお着物での参加も大歓迎です(体温調節可能なように工夫ください)。
場所はJR奈良駅徒歩2分の場所にあるとは思えないほどの閑静な住宅街の通りから奥まった古民家です(お申し込み時に詳細お伝えします)。