このところ。様々な打ち合わせが続いております。昨日は昨年、三五夜の煎茶体験にお越しくださいました書家の鈴木猛利( @suzukimohri )さんが、煎茶体験のちにその場で即興で書いてくださった書『吾心似秋月』。今日はこれを表装するために、光珠堂の小田さん( @koujudo_oda )と三五夜にて打ち合わせしました。光珠堂さんは戸田勝久画伯( @todap54 )さんの作品の表装も手掛けており、煎茶文人趣味的なニュアンスも勉強しておられるようで、手持ちの表具裂や紙などもご提案いただき、私の希望で愛蔵の更紗を使うのも難なくお受けいただき打ち合わせもスムーズに進みました。 久しぶりに、何尺何寸何分そして何厘(!)と、いう所まで指定する事が出来ました。長らく京都の表具店で腕を磨き今も文化財修復も手掛けておられるので腕前とセンスには定評があります。仕上りがこれから楽しみです。
その後午後からは、去年秋に開催した『やまとひかりたまゆら』の春の部の打ち合わせのために、雅楽ユニット「天地空」の雑喉 泰行さん( @zakouya_bunuemom )が三五夜に来てくださいました。山下智子さんの源氏もの語りとその帖に因んだ雅楽の曲を聴いていただくイベントです。日時とどの帖を行うかはまだ詰めていかなくてはいけないですが、詳細が、決まったらまたこちらでも告知させていただきます。 打ち合わせの後は、いつものようにお互いの篳篥で演奏(私にとってはお稽古w)、今回もいろいろ深いいお話を聞かせていただきました。 今日は氷室神社の舞楽面の木彫を八畳座敷に飾っておりましたので、雑喉さんはその前に座って、蘭陵王を奏でてくださいました。篳篥を納める扇箱に、二引両紋(足利家)と桔梗紋(土岐氏・その一族の明智氏など)が施された由緒ある篳篥を持参して来られましたが、その音色の美しい事!雑喉さんも驚かれていました。 『やまとひかりたまゆら』の打ち合わせも進み安堵したのもありましたので、時間を忘れて雅楽談義と演奏を楽しめた午後でした。 春の『やまとひかりたまゆら』も楽しみです。 昨年秋の『やまとひかりたまゆら』のご案内はこちら。
三五夜の如月の月釜を今週末(21日〜23日)に控え今日は茶会の準備。昨日から急に極寒の奈良になり時々ボタン雪も舞う一日でしたが、順調に準備も完了しました。 茶会当日は、今日までと打って変わって春のような陽気になるとの事。一足早く皆様を奈良の春の野原にお連れしようかと思っています。またこの季節の奈良と言ったらこれっ!っていうお菓子、節句のお祝いを兼ねた趣向で皆様をお迎えします。 お席は22日(月)の10時と12時半に少し余裕がございます。ご都合合いましたら是非ご参席ください。詳細は、三五夜ホームページのイベント案内『三五夜の如月の月釜のお知らせ』をご覧になってご連絡ください。