三五夜の香会『はじめてでも楽しい香道』Part2。無事に終了しました。今回は秋の奈良にふさわしく『秋恋香」という、鹿がテーマの組香であそびました。関連する和歌は、万葉集に収められている舒明天皇の御製『夕されば をぐらの山に鳴く鹿は 今宵は鳴かず い寝にけ良志毛」。
鹿は山にいるのか森にいるのか、野にいるのか、里にいるのか?四つの香りを聞いて当てました。 泉山御流の松尾( @yoko_kodo )先生の楽しいお話しに皆さんとてもリラックスした様子で和気藹々と香りを聞いていました。本席じくには、椿椿山の『鹿に蝙蝠』図。今日はハロウィンでもありますが、コウモリは中国語では「福」と同じ読みですので、吉祥紋様として好まれました。
香盆にも鹿の蒔絵、奈良一刀彫りの立派な角を持つ鹿の置物なども用い鹿尽くしのお席でした。松尾先生及び裏でご準備いただいた社中の皆さんありがとうございました。またPart3をよろしくお願いします。
月末の名残りの風炉の月釜、今週末は連日イベント続きで10月も充実した一ヶ月でした。 明日からはいよいよ11月。お茶では炉に変わります。三五夜のプレミアム茶道教室も炉のお稽古になります。お茶の正月が始まります。