現在三五夜では、若手能楽ユニット「ナニワノヲト」でも活躍中の中田一葉さん(能楽師金春流太鼓方)が月一回の太鼓のお稽古場を開いてくださっています。今回中田さんと親友の金春飛翔さん(シテ方能楽師金春流)のお二人を招いて、能楽体験のワークショップを開催いたします。 今回はお目出たい演目でもある『猩々』に挑戦していただきます。能についてのレクチャーのあと、謡と太鼓を実際に体験していただきます。最後に全員で「猩々」の独調(太鼓などの打楽器と謡を合わせて演じる形式)にチャレンジします。 能楽を実際に体感していただく事によって、能楽をより深く、また今後観る際の鑑賞のポイント・楽しみ方などを知っていただけるまたとない機会となります。振るってご参加下さい。
【日時】
9月18日(祝)
①10時~ ②13時~
(各席事前予約制)
【内容】
①能と奈良についてのお話し
②謡のワークショップ
③太鼓のワークショップ
④独調「猩々」
(所要時間120分)
【参加費】
5,000円(お一人様)・・・お茶とお菓子付き
【お申し込み方法】
お問合せ・ご予約は下記メールアドレスに
①お名前
②ご希望日時
③参加人数
④当日ご連絡のつく携帯電話番号を明記の上ご連絡下さい。折り返しご連絡さしあげて、ご予約完了となります。
nara0358@gmail.com
または三五夜HPの「メール送信」もご利用下さい。
https://sangoya.shop/contact
【講師プロフィール】
◆金春飛翔(こんぱる ひかる)
シテ方金春流能楽師
公益社団法人能楽協会会員 大阪支部所属
公益社団法人金春円満井会理事
平成9年7月18日生まれ
関西大学 文学部総合人文学科 卒
平成13年に祖父 晃實、父 穂高について稽古を始め、平成14年10月「花筐」の子方で初舞台を勤める。
平成19年に「獅子」を披き
、平成20年に稀曲「初雪」にて初シテを勤め、平成21年 には「乱」を披く。
平成25年以降毎年、国指定重要無形民俗文化財 春日若宮御祭礼 松之下式にて「弓矢立合」を勤めている。
また、フランス公演等海外公演にも参加し積極的に能楽普及につとめている。
◆中田一葉(なかた かずは)
能楽師 太鼓方 金春流
1996年7月1日生まれ
大阪府大阪市出身
三島元太郎及び父中田弘美に師事
大阪能楽養成会卒業
公益社団法人能楽協会大阪支部所属
能楽囃子ユニット「ナニワノヲト」メンバー
大阪を中心に公演や講座など幅広く活動中。過去にロシア、UAE、オマーン、フィリピン、ポーランド等の海外公演にも参加。
2001年 独調「猩々」にて初舞台
2015年「石橋」「猩々乱」を披く
2021年「道成寺」を披く
【能「猩々」とは】
昔中国で高風という男が潯陽の江にて、お酒が好きな猩々という妖精と出会い舞い遊び、そのお礼に汲めども尽きない不思議な酒の泉の壺をもらいます。能の中でも非常にめでたい曲であり、初めての方でも親しみやすい曲でもあります。