先週までの茶道教室も終わり、今週からは通常の煎茶道体験も始まりました。今日は三五夜の茶室も煎茶道の夏向きに設え替え。襖を外し、夏向きの薄物に山水画を描いた文人風の簾を掛けました。
店の窓を開け放つと、風が通ってとても心地よい一間となりました。
今日は以前、煎茶道体験にお越しなられた若い男性のお客様。オーストラリアで日本の伝統文化の良さに気付き今はいろんな場所を訪れて自分の今後やりたい事のために経験を積んでいらっしゃるようです。
近況報告などこの二ヶ月間の事を話しながらも、お互いの無事を喜びあいました。
梅雨入り前、今日は気温画30度に近づくかというお天気でしたが、まだまだ午前中は風通しも良く、いつもお淹れする玉露と昨夜から水出しで淹れた玉露、上生菓子を楽しんでいただきました。
帰り際に、「これお土産です」といただいたのは、私の地元でもある播州の手延べ素麺「揖保乃糸」。ご実家が作っておられるとの事。黒帯という特製の本当に細く延べられた糸というに相応しい素麺をいただきました。
いろんな事を吸収して、どんな事を始めるのか今から楽しみなお方、これからも応援して行きたいと思います。