五月の古橋先生による『白洲正子によせて』茶会の打ち合わせも兼ねて名古屋へ先週末に行ってまいりました。名古屋での待ち合わせ時間もあり、今回は近鉄特急で、一路名古屋まで、天気も最高によく車窓の眺めも最高でした。車窓からは大和三山のうち耳成山が眼前に。お茶杓の御銘と並べてみました。このお茶杓には古歌が付いており四月の月釜に使おうかと思案中です。ちなみに四月の月釜は17日(土)〜20日(火)の四日間。10時・12時半・15時で、会費お一人様3500円(濃茶・薄茶二服・上生菓子・干菓子付き)です。まだ余裕のあるお席もありますので、ご希望の方は申し込みを4月15日(木)まで行っております。ご希望の方は下記リンク先にてご連絡ください。
※緊急事態宣言が全国的に発令された状況下、苦渋の決断ですが5月特別茶会は9月23日~26日に延期となりました。再予約を受け付けております。※
名古屋について、今回ご案内いただきYさんと合流。Yさんは名古屋で修行中にお茶の世界に目覚めその後や猛スピードでお勉強されて知識も豊富な男性です。お道具にも詳しく今回の志ら玉さんの木曜会にご一緒してくださいました。事前にスケジュールを組んでいただいたのですが、2日間お茶漬けのスケジュールw。私に名古屋のお茶がどのようなものかみてもらいたいという情熱をかんじました。Yさん本当にありがとうございます。
最初に訪れた栄の茶道具店では明日の志ら玉さんでの木曜会の席主様である長谷川如隠さんに偶然お会いし幸先よくスタート。
次に私が煎茶道をしているという事で、ご案内頂いたのは名古屋郊外の一宮の稲垣信斎さんのお宅、そこで素晴らしい文房四宝を拝見できました。鄭板橋の世界に紛れ込んだかのような空間でした。名古屋の奥深さに感嘆。
三五夜の皐月の月釜は特別茶会として名古屋の古美術愛好家ですあり元陶芸家の古橋尚先生による「白洲正子によせて」となりますが、今日はその打ち合わせもかねて名古屋の茶会とはどんなものかと素晴らしいしつらえの料亭でのお茶会にお誘いを受けました。今日の席主は名古屋の数寄茶人として有名な長谷川如隠先生、席主自らがお話しの楽しい洒脱なお茶会でした(席中のお写真はご遠慮しました)。
茶席前の点心席には、古橋先生のご友人でもある志ら玉のご店主もお席にお越しくださいまして、いろいろお話しをうかがい、お店奥までご案内いただきました。点心席にかかっていた宮中御歌所寄人八田知紀の歌の絵表具で、今年の吉野桜の見納めを名古屋からしました。
吉野山 かすみの奥は 知らねども 見ゆるかぎりは 桜なりけり
その後も昭和美術館や華道家で舞踊家でもある小川珊鶴先生もご紹介いただき何とも充実した一日でした。名古屋の茶の奥深さにいろいろ刺激をうけました。今日一緒にご同行いただきました方からその他にもたくさんのご紹介を受けました。重ねてお礼申し上げます。 5月の古橋先生の三五夜での掛釜が今から楽しみです。 詳細は下記リーフレットご覧下さいまして、三五夜ホームページのお問い合わせからご連絡下さい。リンク先↓