うかうかしていると、今日からもう11月です(^^;)。
先月のことになってしまいましたが、東京で先月行った煎茶会の奈良三五夜での「跡見煎茶会」も、無事に終了しました。
なかなか無い煎茶会ですので、手前座の周り座って身近にお道具やお手前をご覧いただけるようにしました。
また東京とは室礼を変えて、秋の奈良公園での野外のお茶の雰囲気を屏風で演出して、お菓子は火鉢で焙って少し香ばしくした栗のお菓子を召し上がっていただきました。
茶の湯とは違った雰囲気に皆さんかたくならず、リラックスして楽しく会話してお茶とお菓子を楽しんでいただきました。本来なら茶の湯の月釜を10月はするところでしたがお休みとさせていただきましたが、茶の湯の月釜に毎月や幾度もこられていらっしゃる常連のお客様も、煎茶会に来てくださり、また煎茶会だとの事ではるばる遠方よりお越しの方々、煎茶道の方々も来て下さりました。
中には、ナイジェリアから奈良に観光に訪れた方も!(インターネットで検索したらホームページをご覧になり、お申し込みい下さいました。英語に四苦八苦しながらも、お茶の美味しさは伝わったようで、大変喜んで下さいました。)
日々の三五夜の煎茶体験でも同じですが、茶の湯と煎茶の違いや特色を多くの方々とお話ししますが、考えの違いを尊重しながらもお互いを認め合う精神は常々大切だと思います。
偏らない。それでいて独善的にも阿(おもね)る事もない。幼い頃より、「一方聞いて沙汰するな」とよく聞かされましたが、情報過多の今の世の中、混迷の時代には特に重要なのではないかと今回の会を通じて改めて思いました。(よく言う多様性を認め合うってやつでしょうかw)
今回も多くの方々にお越しいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
(追伸) 三五夜にも幾度かお越しの「いつか・住もう・京都2」の”しぇる”さんが、当日の事をご自身のblogで書いてくださいました。その知識の量と好奇心旺盛で、現在は京都にお住まいなりながらも、その奈良愛の強さには本当に感服です。それでいてとてもお人柄の優しい、私も敬服して止まない御人です。その他のブログの記事も大変興味深いので、是非ご覧になって下さい。茶の湯のお茶会などではなかなかお話しできないですが、今回は煎茶席との事で、本当に気軽に楽しく深いいお話し(お喋り)ができました。
「いつか・住もう・京都2」 へのブログ掲載も感謝です。